「WRAPSOUN(ラプソン)スピーカー」が音響性難聴リスクを低減

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「WRAPSOUN(ラプソン) スピーカ」が音響性難聴(騒音性難聴)のリスクを低減できると言われる主な理由は、その特殊な「音の飛び方 (減衰率の低さ)」と「音の作り方 (合成波)」にあります。
簡単に言うと、「遠くまで音が届くので、スピーカの近くでも爆音を出す必要がない」 こと、そして「鼓膜を突くような直接的な音圧ではない」ことが大きな要因です。
詳細なメカニズムは以下の通りです。
1. 距離による音の減衰が少ない (これが最大の理由)
一般的なスピーカは、音源から離れると急激に音が小さくなります (距離が2倍になると音圧は-6dB下がります)。そのため、広い会場の後ろまで音を届けようとすると、 スピーカの目の前では危険なほどの爆音を出さなければなりません。
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一般的なスピーカ:
- 後ろの人に合わせると、前の人はうるさすぎる(難聴リスク大)。
- 前の人に合わせると、後ろの人は聞こえない。
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WRAPSOUNスピーカ:
- 特殊な構造により、距離による減衰が少ない
(距離が2倍になっても-3dBしか下がらないと言われます)。
- 結果: 音を遠くまで効率よく届けられるため、音源(スピーカ)付近の音量を過剰に
上げる必要がありません。会場全体で均一に近い音量レベルを保てるため、スピーカの
近くにいる人の耳へのダメージを回避できます。
2. 「合成波」による包み込むような音
一般的なスピーカは、振動板からの音を直接「軸上」で聴くため、直線的で強い圧力が鼓膜にかかりがちです。 一方、WRAPSOUNは独自の構造(複数のユニットから出た音を一度ぶつけ合い、合成させてから放射する仕組みなど)を持っています。
- 直接音ではない: 音波同士を合成 (カップリング) させた「合成波」として空間に広がるため、鋭い指向性 (ビーム状の音)で耳を直撃しません。
- 包み込む音: 空間全体を包み込むように音が広がるため、特定の位置で極端に耳が痛くなるようなピークが生じにくい構造になっています。
ラインアレイスピーカを使用した場合は音響性障害を軽減できるか
結論から言うと、基本的には「YES」です。
ラインアレイスピーカも、WRAPSOUNと同じ「線音源 (ラインソース)」という仕組み を利用しているため、「距離による音の減衰が少ない」という物理的なメリットは共通し ています。
ただし、「なぜWRAPSOUNの方がより耳に優しいと言われるのか」には、一般的なコン サート用ラインアレイとの「設計思想 (用途) の違い」が関係しています。
以下に、共通点と決定的な違いを整理します。
1. 共通点:なぜ「ラインアレイ」も耳に優しいのか
一般的なスピーカ(点音源)と、ラインアレイやWRAPSOUN (線音源)の決定的な違い は、「距離による音の減り方」です。
- 一般的なスピーカ(点音源): 距離が倍になると、音圧は1/4 (-6dB) に急激に減 ります。結果: 後ろの人に聞かせるために、前の人は鼓膜が破れそうな爆音を浴び ることになります。
- ラインアレイ & WRAPSOUN(線音源): 距離が倍になっても、音圧は1/2(- 3dB) しか減りません (※近距離音場において)。
- 結果: 音が遠くまで届きやすいため、スピーカの目の前の音量を極端に上 げる必要がなくなります。これが「音響性難聴」のリスクを下げる最大の理 由です。
2. 違い: WRAPSOUNと一般的なラインアレイの差
「物理法則は同じ」なのに、なぜWRAPSOUNは特に「難聴回避」を強調するのでしょう か? それは「音の出し方 (指向性)」と「用途」が異なるからです。
| 特徴 |
「一般的なラインアレイ (コンサート用) |
WRAPSOUN(ラプソン) |
| 主な目的 |
「遠くまで「強い圧」で届ける
(スタジアムの奥まで熱気を届ける) |
「空間全体を「均一」にする
(どこにいても同じように聞こえ る) |
| 音の鋭さ |
「鋭い(指向性が強い)
レーザービームのように狙ったエリアに強く音 「を飛ばすため、真正面では強い音圧を感じや すい。 |
「柔らかい(指向性が広い)
360度に近い広がりを持たせたり、 音を包み込むように放射するため、 「耳を刺すようなピークが少ない。 |
| 難聴リスク |
「運用次第でリスクあり
「減衰は少ないが、そもそも出す音が「爆音 (高SPL)」であることが多く、調整が悪いと 「特定の場所で音が突き刺さる(ビーム化す る)。 |
リスクが極めて低い
「明瞭度」を重視しており、音圧 (ボリューム) そのものを上げなく 「ても言葉や音がハッキリ聞こえる設 計。 |
まとめ
WRAPSOUNを使うと難聴を回避できると言われる理由は、「後ろまで聞こえるようにす るために、手前で爆音を鳴らす必要がないから」そして「耳を突き刺すような鋭い音の圧 力ではないから」です。
主な理由は、その特殊な「音の飛び方 (減衰率の低さ)」と「音の作り方 (合成波)」に あります。
ラインアレイスピーカでは、原理的には「前の人がうるさすぎる問題」は解決できるた め、難聴リスクは下がります。
しかし、一般的なラインアレイが「遠くへ強く飛ばす」ためのF1マシンのようなものだと すれば、WRAPSOUNは「空間全体を優しく満たす」ための空調システムのようなもので す。「物理的な減衰の少なさ」 + 「耳を刺さない音作り」の両方を行っている点が、 WRAPSOUNが特に安全だと言われる理由です。
WRAPSOUNスピーカの立体音響原理(DSP不使用)
WRAPSOUNスピーカが信号処理を用いずに立体音を生成できるのは、音の指向性と点音 源(ポイントソース)の特殊な制御によるものです。
1.360度方向 無指向性の点音源 (ポイントソース)
- WRAPSOUNスピーカは、特許構造により360度方向へ均一に近い音を放射する無 指向性、またはそれに近い指向性を実現しています。
- さらに、音源を一点から発しているように聴こえさせる点音源(ポイントソース) に近い特性を持っています。
- 効果:通常のスピーカが特定の方向へ音を絞り込んで出すのに対し、この構造は音 の発生源を明確な「点」にすることで、聴き手がスピーカそのものではなく、空間 内の特定の場所に音源があるように感じさせます。
2. 位相差と時間差の自然な生成
- スピーカーユニットの配置、エンクロージャー (筐体)の形状、そして音を出す開 口部の構造が極めて精密に設計されています。
- この特殊な物理構造により、入力されたステレオ (2ch) 信号が、筐体の内部構造 や出口で複雑な干渉を起こします。
- これにより、左右の信号が混ざり合いながら、リスナーの左右の耳に届く際にごく 自然な「位相差」や「時間差」が生まれます。
- 効果:人間はこのごくわずかな音の位相・時間差を手がかりに、音源の方向や奥行 きを感知します。DSPを使わず、物理的な構造のみでこれを自然に作り出すこと で、脳が錯覚を起こし、スピーカの左右の幅を超えた立体的な音像として認識さ れます。
3. エンクロージャー内の定在波・振動の徹底排除
- WRAPSOUNスピーカの筐体は、完全密閉型で、内部の定在波(特定周波数の音が 反射し合って強め合う現象) や振動を極限まで抑える設計がされています。
- 効果: スピーカの箱鳴りや不要な共振を排除することで入力信号に含まれる微細 な情報(位相や過渡特性)を極めて正確に再現できます。この「音の正確性」こそ が、立体音響の自然な再現に不可欠な要素となります。
◎ 屋外でも立体音を再現できる理由
WRAPSOUNはDSPによる反射音のシミュレーション (音場補正)に頼らないため、屋外 のような反響のない自由空間でも、スピーカ構造が生成する音の波面によって、正確な音 像定位と立体感が維持されます。
信号処理技術に依存する多くのバーチャルサラウンドシステムとの決定的な違いです。
ラプソン(WRAPSOUN) スピーカの原理構成
ラプソン (WRAPSOUN) スピーカは、DSP(デジタル信号処理)を一切使用せず、独自 の物理構造と音響設計のみで、一台から立体音響と豊かな低音を両立する特許技術を用い たスピーカです。
1. 立体音響(3Dサウンド) の原理
ラブソンスピーカは、部屋の反響に頼らず、屋外のような自由空間でも立体的な音像 (3D サウンドイメージ) を再現できます。
- 無指向性の点音源: 特殊な筐体構造により、音源を360度方向へ均一に放射する無指向 性に近づけ、音の発生源を明確な 音の発生源を明確な「点」 (ポイントソース)として知覚させます。
- 自然な位相差・時間差の生成:内部のユニット配置や筐体の形状、開口部の構造が精密 に設計されており、入力されたステレオ信号がき体内で干渉することで、人間の聴覚が 音源の位置を特定するためのごく自然な「位相差」や「時間差」を物理的に生成します。
- 効果:これにより、リスナーの脳は音源をスピーカの幅を超えた奥行きや広がりを持つ 立体音響として錯覚し、認識します。
2. 低音再生の原理
ラプソンスピーカの低音再生は、複数のユニットからの音波のエネルギーを集中させ、物 理的に変換する独自の方法で行われます。
- 角度付きユニットの配置と集中: 内部の各スピーカユニットは角度を持たせて配置され ており、そこから出力された音波は、内部空間で互いに干渉し、そのエネルギーが中 央の一点に集中します。
- バッフル板による空気の振動: 集中した音のエネルギーは、正面のバッフル板に当たっ て跳ね返ります。この集中した圧力がバッフル板の空気全体を効果的に振動させ、低音 の粗密波を発生させます。
- 口径効果の実現: このメカニズムにより、内部の小さなユニット群のエネルギーが、最 終的に空気を振動させる正面バッフル板の口径に匹敵する、量感のある豊かな低音を再 生することを可能にします。
この「音響的な干渉・集中」を核とする設計により、ラブソンスピーカは小型でありなが ら、正確な定位感を持つ立体音響と迫力ある低音を両立しています。
注記
本革新的な技術は、NSEの野澤順一氏によって開発されました。
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