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[84] 「音に包まれる会」 当社ショールームにて

 

日本音響家協会 会長 八板賢二郎様が運営されている、「ザ・ゴールドエンジン」というHPの中で、弊社スピーカの記事を掲載して頂きました。
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2010年5月10日 音に包まれる会(於:東京稲城市、エヌエスイーショールーム)

株式会社エヌエスイーが開催した自社開発の珍しいスピーカシステムの試聴会に参加した。会社の代表である野澤順一さんが長年研究して作り上げたラッピングスピーカである。最初は感覚的に設計して、いろいろな方に試聴していただき改良を重ね、現在では演者などから高評を得るようになったということである。また、さまざまな測定をして科学的にも優れたスピーカであることが証明されている。
8個の小型スピーカを用いていてBOSEの 802を連想させるが、基本的にはモノづくりニッポンの思想が組み込まれていて、緻密な製造をしている。エンクロージャは金属で、さまざまな材質を試みたが現段階ではアルミが最も適しているという。スピーカユニットも特注し改良を重ねていて、米国のドクター・ボーズを思わせる。このシステムは密閉型で、スピーカユニット2個単位で背面を金属の個室にして吸音材を施しているので、背面に出た音による干渉や共振が無い。またスピーカ全体は分厚い金属なので共振はなくエンクロージャは全く振動していない。だから、天井や壁に直に取り付けても隣室や階上の部屋への振動による騒音の心配はない。ラインアレーの特徴を持つ無指向性とあって、スピーカの前でマイクを使用してもハウリングしにくく、足下にスピーカを置いてSRしても問題ない。ということでモニタースピーカを必要としない。無指向性なので、壁面の反射音などの干渉が少なく、残響の多い場所にも適していると感じた。まあ、至る所に製造へのこだわりがあり、職人技の見事さが見えてくる代物だ。東京都のトライアル発注認定制度に認定され、東京都の支援により海外の展示会にも出品しているという。なんにでも当たって砕けろ的な野澤さんの挑戦力は、着々と人脈を広げ上手に商売をしていると察した。
フィットネスクラブやスポーツクラブへの導入が多く、大音量による難聴対策にも取り組んでいて、商品を売れば良いではなく、快適に使用していただくことを優先しているので、業界からの信頼も厚い。なんと午後1時から5時まで、じっくりと音を聴き、いろいろ試し、意見交換をして試聴会は終了した。

ザ・ゴールドエンジン:
http://www.geng.ecnet.jp/kenbunroku.html


 

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